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八木, 哲生; 谷, 昌幸; Yagi, Tetsuo; Tani, Masayuki. |
農耕地土壌への有機物施用は,化学的効果として陽イオン交換容量(CEC)の増加などが考えられているが,詳細な荷電特性に関するデータは見られない.また,慣行法であるショーレンベルが一法によるCEC測定は,変異荷電成分を多量に含む土壌においては適切でないと考えられる.本研究では,25年間にわたって堆肥や作物残渣などの有機物を連用した黒ボク土のCECおよび陰イオン交換容量(AEC)を繰り返し平衡法により測定し,荷電特性に対する有機物の連用効果について明らかにすることを目的とした.CECは,有機物施用区が化学肥料区よりも若干高かった.その差はきわめて多量の堆肥(30 Mg ha^<-1>)を毎年連用した区において,pH5.5前後で約20%,pH6.5前後で約10%であった.現実的な堆肥の施用量(15Mg ha^<-1>... |
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Palavras-chave: 活性アルミニウム・鉄; 荷電特性; 黒ボク土; 長期有機物運用; 陽イオン交換容量(CEC); Active aluminum and iron; Andisol; Cation-exchange capacity (CEC); Charge characteristic; Long-term organic matter application. |
Ano: 2003 |
URL: http://ir.obihiro.ac.jp/dspace/handle/10322/2966 |
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谷, 昌幸; 溝田, 千尋; 八木, 哲生; 加藤, 拓; 小池, 正徳; TANI, Masayuki; MIZOTA, Chihiro; YAGl, Tetsuo; KATO, Taku; KOIKE, Masanori. |
本研究では,十勝地域の農耕地,とくに普通畑土壌にお ける肥培管理などが土壌へのリン酸蓄積量とその形態に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした.畑地およひ隣接する未耕地において土壌断面調査と試料採取を行い,土壌中の全リン酸含量および各種形態別リン酸含量の垂直分布を調べたさらに,仮比重および未耕地と農耕地における土壌の層厚差を考慮し正味のリン酸蓄積量を調べた. 1)淡色黒ボク土,厚層黒ポク土,および普通褐色低地 土のいずれの農耕地土壌においても,施肥などに由来する余剰リン酸は耕起の影響を受けた表層30~40cm までの 作土層に蓄積し,物理的に撹拌および混和されることにより作土層全体に比較的均一に分布した. 2)未耕地土壌との垂直分布の比較から,黒ボク土では 余剰リン酸が下層へ溶脱せず作土層にのみ蓄積し,褐色低地土では一部が下層へ溶脱していると考えられた. 3) 農耕地における正味のリン酸蓄積量は,黒ボク土で 著しく多く,年平均130kgha-1以上であった. 大部分は,フッ化物イオンの配位子交換能により抽出され,活性アルミニウムなどに特異吸着されていると考えられた褐色低地土では蓄積量が少なく,弱酸可溶のリン酸水素カルシウムや,弱い配位子交換反応で抽出可能な非品質リン酸アルミニウムなどの沈殿として蓄積していると考えられた.Heavy application of phosphate fertilizer and subsequent phosphate accumulation in arable soilsï¼ especially Andosolsï¼ are critical issues for sustainable agriculture in ]apan. The effects of... |
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Palavras-chave: リン酸蓄積; 黒ボク土; 褐色低地土; 層厚差; 垂直分布; Andosols; Brown Lowland soils; Soil thickness; Phosphate accumulation; Vertical distribution. |
Ano: 2010 |
URL: http://ir.obihiro.ac.jp/dspace/handle/10322/2696 |
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