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画像解析による黒毛和種の牛胸最長筋形状評価法と種雄牛の影響 OAK
口田, 圭吾; 菊地, 彩; 加藤, 浩二; 日高, 智; 鈴木, 三義; 三好, 俊三; KUCHIDA, Keigo; KIKUCHI, Aya; KATO, Koji; HIDAKA, Satoshi; SUZUKI, Mitsuyoshi; MIYOSHI, Shunzo.
胸最長筋の皮下脂肪側において,筋間脂肪が胸最長筋内に大きく入り込んでくぼみのあるもの(いわゆる‘ハート芯’)は,枝肉の価値を低下させる一因であるとされる.本研究では,画像解析による新たなハート芯評価方法について提案すること,ならびに黒毛和種のハート芯形成に対する種雄牛の影響を検討することを目的とした.枝肉横断面撮影装置によって撮影された第6~7肋骨間の胸最長筋画像を2値化した.2値画像について胸最長筋の境界線を検出し,膨張処理ならびに細線化処理を行い,なめらかな胸最長筋の輪郭線を得た.胸最長筋の長径より上部(皮下脂肪側)について,凸部を結んだ凸多角形を描き,凸多角形と胸最長筋の輪郭線が作る領域について,その面積,パターン幅等を測定した.得られた画像解析形質のうちから3変数を用い,肉眼で判定したハート芯の程度を分類変数とする線形判別分析を行ったところ,その判別率は,97.0%と極めて高く,画像解析によりハート芯の程度を数値化することを可能とした.237頭(種雄牛32頭)の黒毛和種産肉能力検定間接法の材料牛について,ハート芯の程度を肉眼で調査したところ,38頭においてハート芯が確認された.画像解析により評価したハート芯の程度に対する種雄牛の効果は高度に有意(P<0.01)であり,特定の種雄牛からの後代にハート芯の出現度が多い傾向が認められ,ある1頭の種雄牛については,後代6頭すべてがハート芯の形状を呈した. A depression formed by intermuscular fat ingrowing greatly into the upper side of the M. longissimus thoracis (i.e. 'heart-shaped ribeye') causes a...
Palavras-chave: Japanese Black; Image analysis; Shape of ribeye; Effect of sire.
Ano: 2003 URL: http://ir.obihiro.ac.jp/dspace/handle/10322/946
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画像解析を用いたBMSナンバー推定における頭および背半棘筋情報の利用 OAK
口田, 圭吾; 加藤, 浩二; 鈴木, 三義; 三好, 俊三; KUCHIDA, Keigo; KATO, Koji; SUZUKI, Mitsuyoshi; MIYOSHI, Shunzo.
脂肪交雑ナンバー(Beef Mabling Standard number, 以下BMSナンバーと略す)判定の際,頭半棘筋および背半棘筋の脂肪交雑程度が,補 助的情報として利用されている.それらの情報を利用することが,画像解析によるBM Sナンバー推定の精度に対する影響を検討した.BMSナンバーを持つ99頭の枝肉横断 面の写真を用い,胸最長筋(胸),頭半棘筋(頭)および背半棘筋(背)に占める 脂肪交雑の面積比,それぞれの筋肉において,脂肪交雑粒子面積を5つの階層に区分 し,算出した粒子面積および形状係数の平均ならびに標準偏差,胸最長筋を4,9,25 および100の小領域に分割したそれぞれの領域における脂肪面積比の標準偏差を,画 像解析形質として算出した.BMSナンバーと各筋肉における脂肪面積比との相関係数 は0.70(胸),0.38(頭),0.39(背)であった.胸最長筋のみの情報を利用した 場合,格付の差(推定BMS?格付員によるBMS)が±0および±1以内であった割合は ,それぞれ52.5,96.0%であったのに対し,頭および背半棘筋の情報を利用した場合 ,64.6,96.0%となった. Marbling level of M. semispinalis capitis (SC) and M. semispinalis dorsi (SD) are used as supplementary information in the Beef Marbling Standard (BMS) number judgment. The effectiveness of the use of these information to predict the BMS number by the image...
Palavras-chave: BMS number; Image analysis; M. semispinalis capitis; M. semispinalis dorsi.
Ano: 2000 URL: http://ir.obihiro.ac.jp/dspace/handle/10322/951
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脂肪交雑粒子のあらさおよび胸最長筋の形状に関する画像解析値を用いたBMSナンバーの推定 OAK
長谷川, 未央; 口田, 圭吾; 佃, 秀雄; 加藤, 浩二; 鈴木, 三義; 三好, 俊三; HASEGAWA, Mio; KUCHIDA, Keigo; TSUKUDA, Hideo; KATO, Koji; SUZUKI, Mitsuyoshi; MIYOSHI, Shunzo.
BMSナンバーの格付の際に,その評価を左右する要因の一部として考えられる脂肪交雑粒子のあらさ(あらさ)および胸最長筋の形状(形状)について画像解析により評価し,新たに単独粒子のあらさ指数の検討を行った.さらに,あらさおよび形状に関する情報を加味した,客観的なBMSナンバー推定法を検討した.分析には,黒毛和種間接検定材料牛446頭の枝肉横断面画像ならびに格付記録を用いた.胸最長筋内に存在する極端にあらい単独の粒子を識別するため,最大粒子のあらさを全体の粒子のあらさで除した,単独粒子のあらさ指数を算出した.同程度の脂肪面積比であるにもかかわらず,BMSナンバーが低く評価された要因について検討するため,サンプルの脂肪面積比と格付によるBMSナンバーごとの平均脂肪面積比との差(脂肪面積比の差)を解析対象とし,それが正であったサンプル(n=193)について,格付によるBMSナンバーに対するあらさや形状の影響を調査した.さらに,全データを用いてあらさおよび形状を考慮したBMSナンバーの推定を行った.単独粒子のあらさを用いることで,より好ましくないと推察される,胸最長筋内に単独で存在する粒子を選別できることが確認された.脂肪面積比の差と全体の粒子のあらさとの間に有意な正の相関が示され,BMSナンバーの評価を下げる要因のひとつを特定できた.画像解析により推定されたBMSナンバーと格付によるBMSナンバーとの差が±0である割合は51.4%,±1以内である割合は92.4%となった. Grading of the Beef Marbling Standard (BMS) number would be influenced not only by the ratio of marbling area to M....
Palavras-chave: Coarseness of marbling; Japanese Black; Prediction of BMS number.
Ano: 2004 URL: http://ir.obihiro.ac.jp/dspace/handle/10322/948
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