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武藤, 美鈴; 前田, さくら; 阿佐, 玲奈; 佐藤, 幸信; 緒方, 三華; 口田, 圭吾. |
26頭の交雑種一産取り肥育牛を用い,肥育開始0,2,4,6,8,10ヵ月時に超音波診断装置(超音波)により皮下脂肪の程度を観測した.枝肉格付時にミラー型牛枝肉撮影装置(ミラー型)で枝肉横断面画像を撮影した.枝肉格付と超音波による皮下脂肪厚との相関係数はr=0.67と中程度であった.ミラー型および超音波から得られた10cm幅の皮下脂肪面積と,ミラー型からの皮下脂肪全体面積との相関係数はそれぞれr=0.80および0.78となった.各肥育期間での10cm超音波面積とミラー型からの皮下脂肪全体面積との相関係数は肥育開始4ヵ月(r=0.65:P<0.05)を境に高くなった.測定時までに測定し得る体重および10cm超音波面積を用い,ミラー型からの皮下脂肪全体面積を推定したところ,肥育開始2ヵ月で有意な決定係数(R2=0.57:P<0.01)が得られ,その後肥育が進むにつれ決定係数は高くなった(10ヵ月でR2=0.83:P<0.01). |
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Palavras-chave: 超音波測定; 枝肉横断面画像; 交雑種; 一産取り肥育牛; 皮下脂肪. |
Ano: 2015 |
URL: http://ir.obihiro.ac.jp/dspace/handle/10322/4248 |
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山本, 紫乃; 伊藤, 信一; 坪坂, 修二; 脇坂, 巧; 岡田, 繁; 山口, 悠; 前田, さくら; 口田, 圭吾; KUCHIDA, Keigo. |
ホルスタイン種若齢肥育牛である十勝若牛において,消費者による食味評価と枝肉の客観的評価値との関連性について調査した.画像解析形質(5形質),枝肉格付形質(4形質)およびMUFA割合を客観的評価値とした.食味試験は異なる(一部同じ)個体から得た十勝若牛14頭のロースまたはサーロインのステーキ肉を2点比較法により実施し,1,074の有効回答を得た.消費者の食味形質は,香り,柔らかさ,ジューシーさ,好ましさの4項目とした.客観的評価値と食味形質との関連性について,形質間の相関係数を算出した.食味形質間の相関係数は,香りと柔らかさ,香りと好ましさ以外で0.63から0.88と高い相関関係が得られた(P<0.05).また,客観的評価値と食味形質では,脂肪面積割合とジューシーさ(0.77),肉色の詳細評価値であるiBCSと柔らかさ(−0.70),月齢と柔らかさ(−0.66)などで中程度の相関が示された(P<0.01).以上より,十勝若牛では,脂肪面積割合,iBCS,月齢などが食味形質と関係しており,これらを用いることで,食味予測の可能性が示唆された. |
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Palavras-chave: Eating quality; Holstein; Image analysis; Yearling beef. |
Ano: 2014 |
URL: http://ir.obihiro.ac.jp/dspace/handle/10322/4082 |
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迫田, 康平; 前田, さくら; 阿佐, 玲奈; 萩谷, 功一; 口田, 圭吾. |
本研究はサイコロ脂面積が枝肉格付形質,画像解析形質および枝肉単価に与える影響を調査することを目的とした.供試牛は,北海道内の枝肉市場に出荷された黒毛和種を用いた.サイコロ脂面積と枝肉格付形質との相関係数を性ごとに算出し,サイコロ脂面積が枝肉単価に与える影響を調査するため,牛脂肪交雑基準(BMS)ナンバーごとに分散分析を行った.サイコロ脂面積の平均値は,去勢は5.64cm2, メスは9.16cm2であり,その大きさには性差が認められた.サイコロ脂面積と枝肉重量およびばらの厚さとの性ごとの相関係数は,去勢でそれぞれ0.16,0.17,メスでそれぞれ0.27,0.26であり,増体に伴うサイコロ脂の入りやすさに性差が存在することが示唆された.サイコロ脂面積が12cm2を超えると枝肉単価は有意に低下し(P<0.05),サイコロ脂面積の増加が枝肉単価の低下に繋がった. |
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Palavras-chave: 枝肉単価; 画像解析; 黒毛和種; サイコロ脂. |
Ano: 2016 |
URL: http://ir.obihiro.ac.jp/dspace/handle/10322/4500 |
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