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村澤, 七月; 口田, 圭吾; 大澤, 剛史; 堀, 武司; 加藤, 浩二; Murasawa, Nazuki; Kuchida, Keigo; Osawa, Takefumi; Hori, Takeshi; Kato, Koji. |
間接検定材料牛1,524頭を用い,ロース芯内の異なる領域における脂肪と筋肉の特徴を画像解析を用いて調査し,その遺伝的パラメータを推定した.ロース芯を慣性主軸で4分割し,各象限の脂肪交雑の量,形状および色に関する6形質を画像解析で得た.脂肪面積割合については,3および4象限(34.97,36.22%)が1および2象限(33.36,33.91%)に比べて高い値を示した.ロース芯内側におけるあらさ指数と最大あらさ指数は外側よりも高く,反対に細かさ指数は低かった.3象限のあらさ指数および最大あらさ指数の遺伝率(0.31,0.21)は,他象限よりも高く,4象限(0.18,0.12)では低かった.最大あらさ指数のロース芯全体と3象限間の遺伝相関(0.71)は相対的に低く,ロース芯全体の最大あらさの改良は,3象限に対しては効率が悪いことが示された.各象限により脂肪交雑の形状的特徴の遺伝様式が若干異なることが明らかとなった.本研究の結果を脂肪交雑の配置バランスの改良に利用されることが期待される. |
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Palavras-chave: Genetic parameters; Image analysis; Japanese Black; Marbling; Rib eye. |
Ano: 2008 |
URL: http://ir.obihiro.ac.jp/dspace/handle/10322/2314 |
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大澤, 剛史; 浜崎, 陽子; 日高, 智; 関川, 三男; 佃, 秀雄; 口田, 圭吾; Osawa, Takefumi; Hamasaki, Yoko; Hidaka, Satoshi; Sekikawa, Mitsuo; Tsukuda, Hideo; Kuchida, Keigo. |
黒毛和種間接検定材料牛404頭の枝肉横断面画像(以下,枝肉画像)を用い,横断面上の皮下脂肪や筋間脂肪の実面積および面積割合について,より的確で簡易な測定方法を検討することを目的とした。枝肉画像から,僧帽筋および広背筋外側の皮下脂肪,内側の筋間脂肪,皮下脂肪の和(皮下脂肪〔全体〕),筋間脂肪の和(筋間脂肪〔全体〕)および皮下脂肪と筋間脂肪の和(合計脂肪)の実面積を測定した。また,筋間脂肪と合計脂肪は,筋間脂肪に菱形筋を含まない筋間脂肪1ならびに合計脂肪1および菱形筋を含む筋間脂肪2ならびに合計脂肪2を用いた。枝肉画像から,安定的かつ簡易に長さを計測できる部位として,胸椎端部外側から胸椎棘突起までの基準長,胸最長筋と僧帽筋を結んだ接線,胸椎棘突起から基準長に対して垂直な直線,腸肋筋左側端を通る直線,基準長に対して30度の直線の全長,各直線の皮下脂肪および筋間脂肪部を測定対象とした。404頭の記録を,重回帰分析で推定式を決定するためのデータセット1(n=202) と,推定精度を検証するためのデータセット2(n=202)に分類した。 3変数に制限した重回帰式の決定係数は,皮下脂肪〔全体〕で0.89,筋間脂肪2〔全体〕で0.85,合計脂肪2で0.87 と高い値を示した。また,データセット2により推定精度を検証したところ, 0.81-0.87と高い決定係数を示したことから, 3ヵ所の脂肪厚の測定により,枝肉横断面上の脂肪面積を高い精度で推定する可能性が示された。 |
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Palavras-chave: 画像解析; 皮下脂肪; 筋間脂肪; 黒毛和種; Image analysis; Subcutaneous fat; Intermuscular fat; Japanese Black. |
Ano: 2006 |
URL: http://ir.obihiro.ac.jp/dspace/handle/10322/1599 |
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浜崎, 陽子; 元平, 康之; 瀬脇, 巧; 平山, 由子; 大澤, 剛史; 岡本, 圭介; 口田, 圭吾; Hamasaki, Yoko; Motohira, Yasuyuki; Sewaki, Takumi; Hirayama, Yuko; Osawa, Takefumi; Okamoto, Keisuke; Kuchida, Keigo. |
現在,牛枝肉における肉質評価は胸最長筋を中心に行われているが,その他の筋肉も牛枝肉の経済的価値に影響を与えていると考えられる。本研究では,黒毛和種去勢牛3,414頭から得られた第6-7肋骨間の枝肉横断面画像より,胸最長筋および僧帽筋について,画像解析の手法を用いて,面積,脂肪交雑の量,脂肪交雑粒子のあらさおよび胸最長筋の形状などを数値化し,それらの形質に対して出荷年度,出荷時期および出荷月齢などがどのような影響を与えているかについて検証を行った。その結果,出荷年度が進むにしたがい,胸最長筋において,面積では特定の傾向は見られなかったが,脂肪交雑の量は増加し,かつ脂肪交雑粒子は細かくなる傾向を示した。それに対して,僧帽筋において,面積および脂肪交雑の量では特定の傾向は見られなかったが,脂肪交雑粒子は胸最長筋とは対照的に,年々あらくなる傾向を示した。さらに,胸最長筋の形状は,近年,扇平かつ被雑になる傾向を示した。 また,出荷月齢が進むにしたがい,胸最長筋において,面積では一定の傾向が見られなかったが,脂肪交雑の量は, 29ヵ月齢未満と比較し,29ヵ月齢以上で有意に高い値を示した。それに対し,僧帽筋において,面積は,29ヵ月齢未満と比較し, 29ヵ月齢以上で有意に高い値を示したものの,脂肪面積比では一定の傾向は見られなかった。 |
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Palavras-chave: 胸最長筋; 僧帽金筋; 画像解析; 黒毛和種; M.longissimus thoracis; M.trapezius; Image analysis; Japanese Black. |
Ano: 2006 |
URL: http://ir.obihiro.ac.jp/dspace/handle/10322/1604 |
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Hagiya, Koichi; Hayasaka, Kiyoshi; Yamazaki, Takeshi; Shirai, Tatsuo; Osawa, Takefumi; Terawaki, Yoshinori; Nagamine, Yoshitaka; Masuda, Yutaka; Suzuki, Mitsuyoshi. |
We examined the effects of heat stress (HS) on production traits, somatic cell score (SCS) and conception rate at first insemination (CR) in Holsteins in Japan. We used a total of 228242 records of milk, fat and protein yields, and SCS for the first three lactations, as well as of CR in heifers and in first- and second-lactation cows that had calved for the first time between 2000 and 2012. Records from 47 prefectural weather stations throughout Japan were used to calculate the temperature-humidity index (THI); areas were categorized into three regional groups: no HS (THI<72), mild HS (72THI<79), and moderate HS (THI79). Trait records from the three HS-region groups were treated as three different traits and trivariate animal models were used. The... |
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Palavras-chave: Genetic correlation; Heat-stress; Holsteins; Temperature-humidity index (THI). |
Ano: 2017 |
URL: http://ir.obihiro.ac.jp/dspace/handle/10322/4575 |
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口田, 圭吾; 大澤, 剛史; Kuchida, Keigo; Osawa, Takefumi. |
BMSナンバーは、脂肪交雑の面積割合、脂肪交雑粒子の大きさや形状などについて総合的に評価された数値と考えられる。枝肉画像データベースにおける交配シミュレーションを正確に実施するために、これら各要因について画像解析手法を用いて数値化し、遺伝的パラメータを推定することを本研究の目的とした。また、新しい枝肉撮影装置の開発についても検討した。供試材料は、2000年4月から2002年3月にかけて、北海道内の枝肉市場に上場された黒毛和種2,998頭である。第6~7肋骨間を切開した枝肉左半丸の横断面画像について画像解析を行い、脂肪交雑のロース芯に占める面積割合(脂肪面積比)、脂肪交雑粒子の全体の粒子のあらさ、最大粒子のあらさ、ロース芯の短径・長径比およびロース芯形状の複雑さの5形質を画像解析形質として求めた。また、枝肉形質として枝肉重量、ロース芯面積、ばらの厚さ、皮下脂肪厚、歩留基準値、BMSナンバーおよびBCSナンバーの7形質をそれぞれ取り上げた。母数効果として年度ごとの季節、出荷月齢および性別を、変量効果として肥育農家を考慮し、遺伝率、遺伝ならびに表型相関係数が推定された。画像解析形質の遺伝率は、脂肪面積比(0.57)、全体の粒子のあらさ(0.34)および短径・長径比(0.32)において中程度から高い値が推定された。BMSナンバーと脂肪面積比(0.97)および全体の粒子のあらさ(0.68)の遺伝相関係数が正の高い値であった。また、高解像度のデジタルカメラを使用した新しい枝肉撮影装置は、1回の撮影で38cm×32cmと、従来型の2倍の撮像範囲をとらえることができた |
Ano: 2004 |
URL: http://ir.obihiro.ac.jp/dspace/handle/10322/958 |
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大澤, 剛史; 日高, 智; 宝寄山, 裕直; 加藤, 貴之; 上舘, 信幸; 口田, 圭吾; Osawa, Takefumi; Hidaka, Satoshi; Hokiyama, Hironao; Kato, Takayuki; Kamidate, Nobuyuki; Kuchida, Keigo. |
北海道内の子牛市場ならびに枝肉市場で取引された,黒毛和種去勢牛の子牛市場出荷時体重と格付ならびに画像解析形質間の遺伝的関連性を調べることを目的とした.北海道内の子牛市場で取引され格付記録と枝肉横断面画像を持つ黒毛和種去勢牛805頭を分析に用いた.子牛市場時成績として子牛市場出荷時体重,格付形質として枝肉重量,ロース芯面積,ばらの厚さ,皮下脂肪厚,歩留基準値およびBMSナンバー,画像解析形質としてロース芯の脂肪面積割合,全体的な粒子のあらさおよび最大粒子のあらさについて分析を行った.また,過肥の影響をみるために格付形質ならびに画像解析形質の分析には子牛市場出荷時体重を子牛市場出荷時日齢で除した日齢体重 (kg/日) を6つのサブラクス(0.8,0.9,1.0,1.1,1.2および1.3 kg/日)に分類し,母数効果として含め分析を行った.子牛市場出荷時体重の直接および母性遺伝率は,0.15 ± 0.07および0.12 ± 0.07であった.子牛市場出荷時体重と格付形質間の直接遺伝相関は,ロース芯面積,皮下脂肪厚,歩留推定値およびBMSナンバーで負の値が推定された(-0.76~-0.08).画像解析形質との直接遺伝相関も,すべて負の値が推定された(-0.70~-0.34).さらに,脂肪交雑において1.0 kg/日付近の日齢体重が最も望ましい値であることが示唆された.子牛市場出荷時体重の改良を行う場合,これら形質との遺伝的関連性について注意が必要である. The purpose of this study was to investigate the genetic relationships between calf market weight with carcass traits and image... |
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Palavras-chave: Calf market weight; Carcass traits; Genetic parameter; Image analysis traits; Japanese Black. |
Ano: 2008 |
URL: http://ir.obihiro.ac.jp/dspace/handle/10322/2312 |
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