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内山, 裕貴; 都築, 直; 徐, 鍾筆; 山田, 一孝; 羽田, 真悟; 眞鍋, 弘行; 田畑, 泰彦; 佐々木, 直樹; HANEDA, Shingo; SASAKI, Naoki. |
自家血液から作製された多血小板血漿(Platelet rich plasma,以下PRP)は,アルギン酸ゲル剤として患部に塗布することで蹄底潰瘍への良好な治癒効果が認められた.しかし,効果を持続させるという点で不十分な方法であった.そこで本研究では,徐放剤としてゼラチンマイクロスフィア(以下 GM)を用いた新しい塗布剤を作製し,治療効果を検討した.PRP含浸GM混合アルギン酸ゲル処置群(PRP群,n=10)とアルギン酸ゲルのみ処置群 (対照群,n=9)を比較した.蹄底潰瘍面積の欠損割合は,PRP群で処置後1,2及び3週目で約45%,17%及び5%と推移し,対照群と比較して有意な角質再生効果がみられた.また,PRP群では処置後2週目に圧痛が消失したが,対照群では痛みは継続していた.以上のことから,PRP含浸GM混合アルギン酸ゲルは乳牛の蹄底潰瘍に有効であることが明らかとなった. |
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Palavras-chave: ゼラチンマイクロスフィア; 多血小板血漿 蹄底潰瘍. |
Ano: 2013 |
URL: http://ir.obihiro.ac.jp/dspace/handle/10322/3886 |
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