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田川, 道人; 下田, 崇; 富樫, 義彦; 渡辺, 由紀; 古林, 与志安; 古岡, 秀文; 石井, 三都夫; 猪熊, 壽; KOBAYASHI, Yoshiyasu; FURUOKA, Hidefumi; ISHII, Mitsuo; INOKUMA, Hisashi. |
体表リンパ節の腫脹, 末梢血中における異型リンパ球出現を伴うリンパ球数の著増などの典型的な牛白血病症状を示していなかったことから, それぞれアミロイドーシス, 胸膜炎, 心疾患が疑われた3頭のホルスタイン種乳雌牛を病理解剖したところ, いずれも牛白血病と診断された. 血液検査および身体検査において著変が観察されない場合でも, 難診断時には鑑別診断リストに牛白血病を加えるべきであると考えられた. |
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Palavras-chave: 非典型的牛白血病; 鑑別診断. |
Ano: 2008 |
URL: http://ir.obihiro.ac.jp/dspace/handle/10322/4005 |
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猪熊, 壽; 堀内, 雅之; 古林, 与志安; INOKUMA, Hisashi; HORIUCHI, Noriyuki; KOBAYASHI, Yoshiyasu. |
臨床的に牛白血病を疑ったものの,牛白血病ではないと確定診断されたホルスタイン種乳牛11症例の臨床所見を回顧的に整理した.11症例は体表リンパ節腫大あるいは体腔内の腫瘤触知により牛白血病との鑑別診断が必要であったが,病理解剖により乳房炎,子宮蓄膿症,膿瘍,肺炎,腸炎またはアミロイド症と診断された.牛白血病ウイルス(Bovine leukemia virus: BLV)抗体陽性を呈した4頭のうち,リンパ球増多症を呈したものが2頭であった.またこれら2頭のうち1頭はリンパ節細胞診でも大型リンパ球優勢であった.しかし,血清チミジンキナーゼ(Tymidine kinase: TK),総乳酸脱水素酵素(Lactate dehydrogenase: LDH),LDHアイソザイム2および3の活性値は4頭とも基準値以内であり,牛白血病発症は否定的であった.BLV抗体陰性牛7頭のうち,リンパ節細胞診を実施した2頭は小型リンパ球優勢であり,また,リンパ球増多症を呈した症例はいなかった.1症例では血清TK活性値が基準値をわずかに超えており,また,他の2頭は総LDH,LDHアイソザイム2および3の活性値がいずれも基準値を超えていたが,他の検査項目は牛白血病について否定的であった.腫大リンパ節の細胞診,リンパ球数算定,血清TK,総LDH,LDHアイソザイム2および3の活性値測定といった牛白血病診断のための検査を複数実施することで,牛白血病を否定するための診断精度を高めることが可能と考えられた. |
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Palavras-chave: 牛白血病; 鑑別診断; 血清チミジンキナーゼ; LDH; LDHアイソザイム. |
Ano: 2015 |
URL: http://ir.obihiro.ac.jp/dspace/handle/10322/4367 |
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