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口田, 圭吾; 鈴木, 三義; 三好, 俊三; KUCHIDA, Keigo; SUZUKI, Mitsuyoshi; MIYOSHI, Shunzo. |
デジタルカメラと照明装置とを一体化することで,鮮明な画像が採取可 能な撮影装置を開発し,得られた画像を利用して,牛脂肪交雑基準(BMS)ナンバー を推定することを目的とした.撮影装置は,ドーム部,同牛脂肪交雑基準(BMS)ナ ンバー軸落射部およびデジタルカメラ部により構成されており,ドーム部の底面に は,上方向に向かって570個の白色発光ダイオード(白色LED)がリング状に配置さ れている.また,同軸落射部には,透過率50%のハーフミラーが,被写体に対して45 度の角度で設置されており,横から照射される324個の白色LEDからの光を,被写体 に反射させる働きを持つ.ドーム部底面と枝肉横断面が接触するため,鉛直方向か つ一定距離からの撮影を可能としている.黒毛和種肥育牛271頭について,開発した 装置を用い撮影を行った.ロース芯表面で乱反射を起こした画像はなく,本装置を 使用することで,安定的に鮮明な画像を採取できることが明らかとなった.格付員 によるBMSナンバーを従属変数,画像解析形質および客観的に測定可能な枝肉形質( 計148変数)を説明変数候補とし,逐次変数増減法による重回帰分析からBMSナンバ ーを推定した.説明変数候補から選択された6変数を利用した重回帰式を用いて,BMS ナンバーの推定を行ったところ,推定したBMSナンバーと格付員によるBMSナンバー との差が,±0である割合は,62.0%,±1以内である割合は97.0%となった. The first aim of this study was to develop photographing equipment,which is able to take a clear image of the cross section of carcass... |
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Palavras-chave: Image analysis; BMS number; Photographing equipment; Japanese black. |
Ano: 2001 |
URL: http://ir.obihiro.ac.jp/dspace/handle/10322/954 |
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